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私とロシア Я и россия

東京ロシア語学院の学生です。

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2019年学院祭 ロシア語劇③

学院祭恒例・ロシア語劇、感情の分析について。

東京ロシア語学院 短期講座「ロシア語で演じましょう!」から引用。

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外国語で演劇をすることは、その国の文化、歴史、人々の考え方をより深く理解することに繋がります。演劇を通じて、様々な時代、 社会階層を「体験する」ことになり、その中で覚えたロシア語は長く記憶に残るものです。授業は発音、セリフ練習、語彙の拡充、複雑な構文の練習、筆記課題、創作課題を含みます。20回の授業で1つの劇を完成させます。 授業は3段階で進んでいきます。

①台本の準備 ― 作品の選択、台本の修正・理解、内容についての話合い、配役の決定。場面、感情の分析。ロシア人が演じた劇の鑑賞(ビデオ)、その感想。

②劇の準備 ― 役ごとのセリフ練習、ジェスチャー、表情、ポーズ、イントネーションの練習。リハーサルを繰り返すことで明瞭な発音、自然な会話を身につけ、ロシア語を話すことへの心理的抵抗を取り払う。

③劇の発表、まとめ。
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ロシア語劇の練習も、山内先生と3回、クラスで3回となりました。役ごとのセリフ練習が主ですが、場面や感情の分析も相談したりします。恋愛劇を演じるのはとても難しいです。

私は不倫も浮気もしたことがないし、そもそも恋愛経験が乏しいし、どのようにアンナの心情を演じたら良いか解らなかったんです。作品の中の「夫ではなく、自分を欺いていた」と言う彼女の気持ちには共感出来ます。しかし、私なら、やっぱり罪だと思ってしまうようなことはしないでしょう。不倫をして、夫や周りに気づかれるかどうかを恐れるより、自分が事実を知っていて、自分を許すことができるかを気にするからです。

上級生は、今学期に講読の授業で、この作品を読み深め、その解釈を聞かせてくれたのですが、アンナ・セルゲーブナは魔が差して不倫したのではなく、自らも望んでいた色づいた女だと言っていました。

男と交わらない私が役作りの研究によって、どこまで変化出来るか、演劇の世界を楽しめたら良いですね。

さて、相手役を務めてくださる山内先生は、素晴らしい方です。

劇の練習1回目に、私は「先生は年上男性なんですから、ちゃんとエスコートしてくださいね」と伝えました。2回目は、お互いが気まずい雰囲気。照れたり、恥ずかしそうにしていました。しかし3回目の山内先生は、平然とこなしていました。

まだまだ私は、硬くなったり、止まってしまったり、躊躇してしまいます。まずい、山内先生はキッチリとグーロフを仕上げてくる。ロシア語を仕上げる作業に負担がない先生と演じるには、セリフをもう暗唱して、早く、ジェスチャー、表情、ポーズ、役の感情の練習に移行しないといけない。上級生の言っていた通り、先生は見事です。

クラスでの練習は、ガリーナ先生のロシア語の発音と演技指導で進められています。クラスメートのことを書いていいのか分からないので控えますが、劇を通して、改めて私は良いクラスに入れたと思いました。マーシャはペシミストって笑われたけど、ペシミストこそ私らしく、時々自分をさらけ出せるクラスの雰囲気が大好きです。喋らなくても居心地の悪さを感じないし、皆大人だから、気が楽ですし。

先日のレッスンで、セリフ合わせの後、ガリーナ先生からご指摘を受けました。

ガリーナ先生:山内先生のセリフ多い!
私:いや、でも私はこれ以上覚えられません。

何度か同様のやり取りをして、顔を伏せてしまった私をクラスメートがフォローしてくれました。その日も高熱を出したまま授業を受けていたので、気遣いが嬉しい。

ガリーナ先生:2人はキスしますか?
私:しません。

誰もフォローしてくれない。笑ってすらくれない。無言やめてー!誤解しないでー!!

いや、ロシア人は学生劇でキスするのが当たり前なのかもしれない。しかし、そんなに難易度を上げられると、ますます熱(体調不良)が上がりそうな。代役立てたい。

項垂れながら、私たちはあと1~2年で卒業して学院を去るけど、いくら山内先生がカメレオン俳優で、毎年、面白い役どころを演じるからって、これからもずっと働いていく人が変な噂を立てられたらお気の毒なのでは、と考えていました。プロ顔負けの演技力があって誰も冷やかせないほどなら劇の評判だけは上がるかもしれませんが、私は先生の評判が下がることを望みません。今でも十分覚悟していただいているので。

演じる責任をヒシヒシと感じつつ、「アクタージュ」と「累」を気晴らしに読む私です。ハア、セリフ覚えなきゃ(涙)。

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