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私とロシア Я и россия

東京ロシア語学院の学生です。

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本科入学をお考えの方へ② 専修学校の分野について

東京ロシア語学院の本科生となり、あっという間に1年が過ぎようとしています。

少しだけ先に入学した私からこれからの学生へ、自宅で見られる情報を書いてみます。皆様のお役に立ちましたら幸いです。ご興味のある方は、どうぞ世田谷区経堂にあります東京ロシア語学院までお越しください。​

※情報に誤りなどにお気づきの点などありましたら、削除・修正いたしますので、お知らせください。​

学院の教育理念は、「ロシア語を通じて、実務・学術・文化等の領域で活躍する人材を養成することを目的とする」です。

日本の教育は年齢主義のため、高校3年生=18歳と言ったように、学年と年齢の結びつきが強いのが現状です。諸外国の教育は、課程主義を基準とした進級制度を取っており(フランスは、小学校でも成績によって留年する例も多い)、日本の中学校や高等学校に相当する学校においても教育水準・学習水準は一定以上に保たれています。年齢主義の弊害は、内容よりも年齢で卒業させてしまうため、高水準とされる教育を受けていながら小学校の内容すら理解できない大人が多かったり、一方で、高校卒業という学歴で学力を低いとみなし、人材をふるいにかけてしまうことではないでしょうか。

学院は、年齢ではなく、課程を重視し、18歳から●歳(←学院に確認中です。かなり高年齢だったはず!)まで幅広い年齢層の学生が在籍し、卒業していきました。卒業生の進路は就職に留まらず、大学進学やロシア留学など教養の向上を目的とした方も多くいらっしゃいます。専修学校には、社会のニーズに対応した多種多様な学科があり、教育内容は、社会に出てすぐに役立つ専門的な知識や技術の習得を中心としています。授業のうち、実験や実習の割合が高い学科が多いことも特徴です。

専修学校の学科は、大きく分けて、以下の8分野に区分されています。

①工業分野
②農業分野
③医療分野
④衛生分野
⑤教育・社会福祉分野
⑥商業実務分野
⑦服飾・家政分野
⑧文化・教養分野

学院は、⑧文化・教養分野に該当します。この分野は、外国語のみならず、演劇、映画、通訳・翻訳、動物、法律行政、スポーツ、音楽、美術、グラフィックデザインなど、これから働くために学ぶ人より、この分野が好きで学ぶ人の方が多いかもしれません。しかし、ロシア語習得は、文化・教養分野の枠を出ないものなのでしょうか。ロシア語×社会のニーズを考えてみます。私は社会人とはいえ、未だ学生であり、まだまだ勉強不足のため、お伝えできる情報が少ないのですが。

①工業分野 ②農業分野 2つとも、生きていく上で大切な分野です。日本は資源の少ない国で、多くの生活必需品を輸入に頼っています。日本が、広大な国土を持つロシアと協力し合えば、もっと豊かになるのではないでしょうか。

③医療分野では、ロシアの技術は日本に劣らぬものの、今の制度では全ての国民が安心して受けられるものではありません。ロシア人に日本の医療を提供するための専門的知識と語学力があれば、この分野で活躍することができます。

④衛生分野では、美意識の高いロシア人は日本の化粧品に高い関心があります。日本食ブームやエステ技術を提供するのにも、ロシア語の知識がある人材が求められるでしょう。日本の有名企業である資生堂は、日本での生産にこだわり、最大950億円投じて国内工場を新設しました。ロシア人は、日本で作られたものではなく、日本人が作ったものに価値があると考えているようです。私が愛用している化粧品をロシア人美女も使用するとなれば、大変喜ばしいことです。

⑥商業・実務分野では、2018年にウラジオストクのビザが簡単に取得できるようになり、ロシアへ行く人、日本に来る人が増加しています。ロシア語を使える日本人は少ないので、ホテル業界や旅行業界で活躍できます。

⑦服飾・家政分野では、ロシアが極寒の地であることに着目します。私は初めてロシアに行った時、パタゴニアでもノースフェイスでもなく、ユニクロとモンベルの製品を着て、寒く美しい冬を体験しました。(ファッションに関しましては、私はスティーブ・ジョブズ並みにいつも同じスタイルを好み、裁縫は全て仕立て屋利用ですので、苦手ですが)

ロシア語は世界の言語人口で第8位です。これは母国語話者なので、第二言語ならばさらに上位でしょう。しかし日本でロシア語が使える人は多くありません。私がホームステイを終える時に嘆いたのは、周りにロシア語話者がいないことでした。学院に入ってみると、ロシア語を求める人は多く、私にはこの1年でたくさんの学友が出来ました。そして誰も年齢を感じさせません。

浅田次郎がこんなコラムを書いています。

妙な使命感などもたずに楽しむのが一番いい結果に結びつく。伊能忠敬がその典型だ。店の身代を全部譲り渡したものの、あまりに商売一辺倒だったから道楽がない。商売で覚えた算術と算盤が道楽といえば道楽だということで、それを突きつめて、とうとう「大日本沿海輿地全図」という、現代の衛星写真とほぼ重なる、信じられないほど精度の高い日本地図を完成させた。伊能忠敬が30歳のときに算術を修めて、それができたかといえばできなかったに違いない。第二の人生だからこそできた。年寄りだからゆっくりと自分のペースでやる。そして長年の知恵と経験が、精緻な測量を可能にしたのだ。

※伊能忠敬が専門的な学問を始めたのは49歳、地図の編纂に携わったのは55歳から72歳までの間です。

「ロシア語を通じて、実務・学術・文化等の領域で活躍する人材を養成する」

学院生は、若さ溢れる人もいれば、伊能忠敬みたいな人もいっぱい居ます。共通しているのは、ロシア語を学びたくて来ているということでしょう。いくつになっても輝けるのは、志があってこそ。学院の理念は創立70年を迎えた今でも受け継がれています。



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